
■由来は生馬麺(生碼麺)
秋刀魚とは無関係
今や、サンマーメンは一般に知られるようになりましたが、以前は音の響きから「秋刀魚をのせたラーメン」と勘違いする人もいました。
サンマーメンは「生馬麺(生碼麺)」が由来で、新鮮な野菜や肉を炒めてとろみをつけた麺料理を意味し、秋刀魚とは関係ありません。
「サン(生)」は新鮮でシャキシャキした食材を意味し、「マー(馬/碼)」は上に載せることを意味します。つまり、新鮮な野菜や肉を炒めて麺の上に載せた料理が本来の意味です。
また、「生碼麺」表記の場合の「碼(マー)」は港の埠頭を表す意味で、港で働く労働者に提供されていた麺料理と言う説、北京語の方言では、「碼(マー)」は、麺類にのせる細切りの具を表し、北京料理であんかけの麺が多くみられるという説にも結びつきます。
発祥の地は横浜中華街
サンマーメンの発祥については諸説ありますが、実は本当のところは誰にも分かっていません。
有力な説としては、日本最古の中華料理店とされる、横浜中華街の聘珍楼(へいちんろう/現在は閉店)のまかないとして誕生したという説。
昭和5年(1930年)に当時の聘珍楼本店の料理長が考案したものだそうで、横浜開港資料館に1930年代当時のメニュー表が史料として所蔵されており、「生嗎麺」の文字の記載を確認する事ができます。
サンマーメンの具の主役がもやしで、横浜中華街に、もやし工場があった事から、横浜中華街の中華料理店のまかない食だったという説はかなり有力視されています。
伊勢佐木町にある「玉泉亭(ぎょくせんてい)」もサンマーメンの発祥の店と言われているお店のひとつ。
いわゆる「町中華」のお店で、提供し始めたのは昭和22から23年頃といわれ、街の中華屋さんスタイルで最初にサンマーメンを提供したお店になるのかも知れません。
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■サンマーメンの特徴
サンマーメンの特徴はもやしを中心とした野菜と豚肉を炒め、とろみをつけたあんを麺にかけることです。
初期は白菜や季節の食材も使われましたが、現在では彩りや栄養を考え、白・黒・赤・黄・青の5色の食材を組み合わせることもあります。
味付けは醤油ベースが基本ですが、店ごとにアレンジがあり、塩味や独自の具材を使う場合もあります。

歴史と普及推進活動
サンマーメンは神奈川県横浜市中区の中華街で、戦前の中華料理店のまかない料理として誕したと言われます。
もともとは肉そばにとろみをつけた簡単な料理で、戦後の1947年〜1948年頃から一般客向けに提供されるようになり、寒い季節でも温かく栄養価の高い料理として人気を博しました。広東料理のあんかけ文化が背景にあり、短時間で作れる炒めあんが麺に絡むスタイルが定着しました。
横浜市を中心に神奈川県内の中華料理店で広く提供されており、県内の中華料理店が加盟する神奈川県中華料理業生活衛生同業組合では「かながわサンマー麺の会」を結成し、調理講習会や特設サイトの作成などを通してサンマーメンの普及活動を行っています。
庶民の味として親しまれ、季節を問わず一年中食べられるご当地ラーメンです。
農水省「うちの郷土料理~次世代につたえたい大切な味~」にも選出されています。
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